脳梗塞、心筋梗塞予防の「寝る前」「起きぬけ」の水1杯

加齢とともに体内の水分量が減っていくことをご存じですか?
水分不足は肌がカサカサになるという見た目だけではなく、体調不良にもつながり、脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなります。

厚生労働省も、

●体の中の水分が不足すると、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞など、さまざまな健康障害のリスク要因となること

●予防には、こまめな水分補給が効果的であること
をポスターやチラシを通し提言しています。

午前4~8時は、1日の中で血液の濃度が一番高くなる時間帯と言われています。血液の濃度が高いと血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞の発作が早朝に起こることが多いのはこのためのようです。
これを防ぐのが「寝る前」の1杯の水。
体に負担をかけない軟水を常温で飲むようにしましょう。

また、「起きぬけ」の1杯も、睡眠中に高くなった血液濃度を下げ、胃腸の働きを促す効果があります。

私たちは毎日、2.5ℓもの水を放出しています。尿や便として1.5ℓ、汗が0.5ℓ、吐く息から0.5ℓ。こうして失われた2.5ℓの水分は、しっかり補充する必要があります。食事から1ℓ、たんぱく質や炭水化物、脂肪の燃焼でも0・5ℓ摂取しています。ですから、飲み水としては1~2ℓ摂取すればいいことになります。
水の飲み方としては、ゆっくりこまめに飲むのがいいでしょう。目安は、コップ1杯を1日に10回。これで1.5~2ℓの水を摂取することができ、体が水不足になることもなく、新陳代謝も活発になります。今は、「より良いものを選ぶ時代」。「せせらぎ」の水は、酸素量は天然水以上です。私たちカラダは60%以上が水。自分のカラダを、どんな水で満たしますか?